猫の名付けの話その1
チャイは、普段世話になっている材木屋さんの下小屋で生まれた、半野良の猫の子だ。
我が家に迎える2匹目の猫として元々目をつけていた「キジトラに白靴下模様のメス」は、材木屋さんに連れ合いと見に行った時には一度も顔を出さなかった。
親が半野良だから仕方ない部分もあるのだけれど、どうもその子は異様に臆病だと気付いた。
5匹くらいいる子猫の中で、ミルクティーのような薄茶にわずかな縞柄の子が断然光っていた。しかし残念ながら望むメスではなかったので対象外。
ほら、オスは去勢してもマーキングが残ることがあるって言うじゃないか。
知人の家では家中あちこちにマーキングされて、家全体がキョーレツな臭いを放っていたもの。
で、そのキジトラ白靴下の登場を待っていた俺と連れ合いに、除けても除けても「僕僕僕ぅ〜」とアピールしてきて、人なつこく体をすり寄せ手のひらに載って愛想を振りまいたオスの縞薄茶が、今では我が家を闊歩してる。
マーキングの危険性は大きいものの、
「こんなに売り込んでいて、これも何かの縁だよ」
「マーキングの癖が残ったら残ったで諦めて、責任もって飼わなきゃね」
「模様も色も一番可愛いし、オスだけどこの子にしよう」
かくして薄茶の子猫はアピールの甲斐あって、我が家の一員に。
名は体を表す。
ミルクティー色だったので名前は「ミルクティー」にしようと連れ合い。
それは長くて言いにくいので拒否。
では縮めて「ミルティー」と連れ合い。
自分でも理由は解らないけれど、それはちょっとコッ恥ずかしい。だいたい、縮めたと言っても「ク」を取っただけじゃないか。
しかし、名は体を表したいところではある。
日本語のチャ(cha)の呼び名はもともと広東語の流れで、主に陸路を伝わり東アジア、中近東などに広がったそうだ。それはチャ、シャー、ジャ、チャーヤ、チャイなどと残って、一方、福建省モアイ語の流れを引くテ(tai)は、貿易で海路オランダを経由してヨーロッパへ渡り、テ、テー、テア、ティーと残ったという。
子猫が我が家の一員として迎えられた当時、本当のところ俺の一番の押しは「te(テ)」だった。かなり本気で。
しかし連れ合いにはあっけなく却下された、というより相手にされなかったというのが実情か。
妥協し、チャイ(chai)となる。
当たり前だが、小さくて子猫の頃は可愛かった。
あまりにお腹ぽんぽんで、虫がいるんじゃないかと心配したけれど、ワクチンを射ってもらいにいった獣医さんに「子猫はお腹がぽんぽんなものです」と言われて納得。
ま、これには「ウリザネ条虫騒動」という後日談があるのだけれど、それはいずれここに書こうと思っている。
考えてみればこの獣医さんも案外いい加減なもので(そのいい加減さが我が家にマッチしていてまたいいのだが)1年後再びワクチンを射ちに行った時、「この頭の大きさだから、これ以上は大きくならないし、太らせてはいけない」と言われた。
その日から、いつでもいつまでも食べたがるチャイさんにつらいダイエットが始まる。
が、しかし、これにも後日談があり、それはまたの機会に。
さて3年経った今では、体が大きくちょっと太めの7キロ強。鮮やかなミルクティー色も今ではすっかりカフェオレ色に色あせてしまった(笑)。大きさも、写真のぬいぐるみと比較すると、とても同じ猫とは思えない。自己主張がやたら強いのと、人懐っこいのは変わらない。
今日は東京に台風が近づいて雨が降り、室温26度と涼しい。しかし、パソコンに向かっている今、「僕僕、ちょっと寒〜い」と膝の上に載っている7キロのやたら発熱する物体は、俺に苦痛以外の何ものも与えていない。
我が家に迎える2匹目の猫として元々目をつけていた「キジトラに白靴下模様のメス」は、材木屋さんに連れ合いと見に行った時には一度も顔を出さなかった。
親が半野良だから仕方ない部分もあるのだけれど、どうもその子は異様に臆病だと気付いた。
5匹くらいいる子猫の中で、ミルクティーのような薄茶にわずかな縞柄の子が断然光っていた。しかし残念ながら望むメスではなかったので対象外。
ほら、オスは去勢してもマーキングが残ることがあるって言うじゃないか。
知人の家では家中あちこちにマーキングされて、家全体がキョーレツな臭いを放っていたもの。
で、そのキジトラ白靴下の登場を待っていた俺と連れ合いに、除けても除けても「僕僕僕ぅ〜」とアピールしてきて、人なつこく体をすり寄せ手のひらに載って愛想を振りまいたオスの縞薄茶が、今では我が家を闊歩してる。
マーキングの危険性は大きいものの、
「こんなに売り込んでいて、これも何かの縁だよ」
「マーキングの癖が残ったら残ったで諦めて、責任もって飼わなきゃね」
「模様も色も一番可愛いし、オスだけどこの子にしよう」
かくして薄茶の子猫はアピールの甲斐あって、我が家の一員に。
名は体を表す。
ミルクティー色だったので名前は「ミルクティー」にしようと連れ合い。
それは長くて言いにくいので拒否。
では縮めて「ミルティー」と連れ合い。
自分でも理由は解らないけれど、それはちょっとコッ恥ずかしい。だいたい、縮めたと言っても「ク」を取っただけじゃないか。
しかし、名は体を表したいところではある。
日本語のチャ(cha)の呼び名はもともと広東語の流れで、主に陸路を伝わり東アジア、中近東などに広がったそうだ。それはチャ、シャー、ジャ、チャーヤ、チャイなどと残って、一方、福建省モアイ語の流れを引くテ(tai)は、貿易で海路オランダを経由してヨーロッパへ渡り、テ、テー、テア、ティーと残ったという。
子猫が我が家の一員として迎えられた当時、本当のところ俺の一番の押しは「te(テ)」だった。かなり本気で。
しかし連れ合いにはあっけなく却下された、というより相手にされなかったというのが実情か。
妥協し、チャイ(chai)となる。
当たり前だが、小さくて子猫の頃は可愛かった。
あまりにお腹ぽんぽんで、虫がいるんじゃないかと心配したけれど、ワクチンを射ってもらいにいった獣医さんに「子猫はお腹がぽんぽんなものです」と言われて納得。
ま、これには「ウリザネ条虫騒動」という後日談があるのだけれど、それはいずれここに書こうと思っている。
考えてみればこの獣医さんも案外いい加減なもので(そのいい加減さが我が家にマッチしていてまたいいのだが)1年後再びワクチンを射ちに行った時、「この頭の大きさだから、これ以上は大きくならないし、太らせてはいけない」と言われた。
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by angelwhisker
| 2005-08-25 23:51
| 我が家の猫
ヨッスィーが凸凹猫コンビ、タビーとチャイの可笑しい生活を綴る。路地裏の猫達に幸せを届ける『マタタビ至福団』の本部。
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