ちょっと前の話になってしまうが、こんな事があってエアコンの点検に来てもらった。

やって来たのは物凄い低姿勢な東芝の整備員。





あれ？
俺この話書いた気がするんだけれども・・・。
何だか物凄い既視感。
今、記事管理のページを見てみたが、投稿した中には無い。

そうか。
昨日書いたように、投稿画面で固まってしまった時に書いていたのだな。
このように成仏出来ていない記事がどれだけあるか・・・。



で、話は戻る。
東芝整備員は委託の業者かと思ったら社員だそうで、家電全般の修理点検専門の人だった。
知りたがりの俺はここぞとばかりにいろいろと質問攻めに。

エアコンの室内機の送風モーターが防水型ではない為に、エアコンの市販クリーニング用スプレーを使うと短絡して発煙したり発火したりする事があるらしいのだ。
それで防水型のモーターに替えているらしい。
もっとも、十年くらい前からのほとんどのエアコン室内機は内部に抗菌や防カビ、水滴を汚れごとドレンに流し易くするようなコーティングを施してあると言う。
そこに市販クリーニング剤（溶剤が強いらしい）を使用すると、コーティングを劣化させたり剥がしてしまったりして、却って逆効果らしいのだ。


我が家もご他聞に漏れず毎年洗浄していたよ・・・。
中は洗わず、フィルターはこまめに洗ってくれとの事。
その点、我が家のエアコンはきれいだと褒められた。
これは去年の東京ガスのビルトインコンロの点検の時に
「お客さんのコンロはまだ新しいから大丈夫ですね」
「いえいえ、もう八年経ってますから」
「え？またまた〜、本当ですか〜？」
と唸らせた時以来だ。
この話、去年からどこかで自慢したかった訳だけれども。
それは良いとして、俺はここぞとばかりにエアコンだけでなく、現在我が家で買いたい家電候補筆頭の東芝製洗濯機の事も詳しく聞いた。



で、分解好きの俺は彼の手際の良い仕事を後ろでずっと見ていた訳だが（やりにくかったろうに）瞬く間にモーターを外し、あっという間に取り替えていた。
そのちょっとの間に外したエアコンのパネルを拭こうとした妻が、パネルの爪が折れているのに気付いた。

「あ、爪が折れてる」

整備員君が折ってしまったのだ。
経年劣化である事は俺も承知、取付けてから七年も経過しているのだ。
折れて当たり前ではあるのだが、如何せん折ったのが社員という紛れもない事実。
彼は大変恐縮してフロントパネルを新品に交換させてくれと言ってきた。
そしてとりあえず折れた爪はそのままに、四日後に新しいパネルと共に我が家を再訪問する事になった訳である。

四日後。
大きな箱を二つも抱え、彼が来た。
二度目の訪問。
フロントパネルだけ交換すると色が違っておかしいから、本体パネルも新品に交換してくれると言うではないか。
嬉しいなぁ。
ところが箱を開けてすぐに彼は慌て始め、何度か誰かと携帯電話で連絡を取り合い何かを確認している。今度は部品センターの手違いで、入っていなければいけない部品が箱に入っていないという事実。
彼は大変恐縮してもう一度だけチャンスを下さいと言ってきた。
そしてとりあえず折れた爪はそのままに、四日後に我が家を再訪問する事になった訳である。


四日後。
小さな細長い箱を抱え、彼が来た。
三度目の訪問。
他が新しいのにここだけ古いのも何だから、ルーバーも新品に交換してくれると言うではないか。
嬉しいなぁ。

こうして思いもよらず我が家のエアコン、見かけは新品に若返り。


とても申し訳ないような気がするが、やっぱり嬉しいのだった・・・。
俺の中では好感度高かった。
洗濯乾燥機も東芝にしたいと思っている。