さよなら、うんこ達。

先日書いたクッションカヴァーだが、義母に拾われて数日後我が家に戻って来た。
もう随分ボロになったが、予備として取っておくことにした。

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そこで思い出した事があったので、ここに記しておく。

我が家の猫砂は、可燃ゴミとして出せるものを使っている。
以前は人間用のトイレに流せるものを使っていたのだが、環境負荷というのだろうか、燃やす方が良いと考えて変えた。
猫達が用を足して固まった砂は、ベランダに置いてある小さなプラスティックのバケツにビニール袋を被せ、その中にまとめて捨てている。

そんな我が家の猫トイレ事情なのだった。



あれは風の強い日・・・。
確か、台風か何かだったと思う。

バケツにはすでに半分程の量が入っていたが、念には念を入れたい。
横からの突風を食らわないように植木鉢で四方を固めた。
プラスティック製で軽く、中身が少ない時は転がってしまうのだ。
また、蓋もよく飛んでしまうので、更に植木鉢を重しに載せていた。

ベランダに転がったうんこ達を泣きながら回収するのはもう避けたい。

バケツは己の身をがっちりと卍固めのように極められていて、

心無しか安心し切っている様子だ。


植木鉢にその身を委ねていると言ってもいいかもしれない。

その晩の風は家が揺れる程強く、我が家が飛んで行かなかったこと自体が奇跡みたいなものだった。

浅い眠りが続き、睡眠不足のまま朝を迎えた。
猫トイレの片付けをしようとベランダを開けると、バケツが定位置に無い。
あるのは横倒しになった植木鉢だけだった。

「しまった!」

嫌な予感通り、ベランダ左の奥に蓋が見えた。
そして右を見ると、奥の方に横倒しになったバケツ本体が底を見せて転がっている。

ベランダに猫砂やうんこが全く散らばっていないところを見て、

奇跡はまだ続いていたのかもしれない、と思った。


ゆっくり立ち上がり、サンダルに履き替えてまずフタを回収し、木の葉にまみれたベランダ右奥のバケツに近付く。

「!?」

バケツの中は空っぽだった。

うんこ達はさよならも言わずに、風と共に去ってしまった。

彼等は今頃どの辺りを旅しているのだろうか・・・。

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by angelwhisker | 2006-10-16 00:18 | 我が家の猫

ヨッスィーが凸凹猫コンビ、タビーとチャイの可笑しい生活を綴る。路地裏の猫達に幸せを届ける『マタタビ至福団』の本部。


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