『マタタビ至福団』発足ス。

今日、仕事場のシャチョーから長野産の生のマタタビの実を貰った。
シャチョーも大の猫好きで、自宅の猫へのお土産として買ったものをわざわざ分けてくれたのだ。
俺の両掌に一杯という、かなりの量だったので冷凍する事にした。

最近仕事の帰りに、ブログに写真を載せられそうな”街で見かける猫”を捜して回っている。
今日は早上がりだったのでまだ明るくて、良いモデルに出会えそうな予感がした。




普段通らない路地を自転車で5分程も走っていると、一匹目の猫はすぐに見付かった。
しかし、警戒心が強くて全く近寄らせてもらえず、遠目に見るだけであった。
茶虎で風格のある、顔のでかいそいつは何度も振り返っては俺を睨み付け、

大きなタマタマを揺らしながら去っていった。


「立派だなぁ…」

写真を撮るのを忘れて、思わず呟いてしまう。

感心している場合ではない。日が暮れる前にモデルを見付けなければ。
今まで通った事のない道を通ってみようと、脇道に逸れて20メーターも行っただろうか。
白にキジトラ模様の猫がアパートの前の駐輪場にたたずんでいるのを発見。
e0058443_23443767.jpg
ちょっと陰気な顔つきのメスだったが、意外にもこちらから話しかけるまでもなく近付いて来た。
e0058443_2345374.jpg
ロケーションが摑めるように引きの写真を取りたかったのだが、人慣れしているらしくムッツリした顔をしながらも足元に来てしまう。
e0058443_23464167.jpg
「待って待って、ちょっとぉ、動かないのっ。ストーップ!!」

聞いてもらえる訳も無いのは承知なのだが、つい口にしてしまった。
カメラに向かってどんどん近付いてくるので焦点が合わず、構えながらも後ずさりを余儀なくされる。
持っているデジカメの液晶モニタが回転しないタイプなので、画面に収まっているか見えにくく、はた目には

尻を突き出し後退する逆ハイハイ状態になっている。

ミニスカートの女性が自転車でこちらに向かおうものなら、かなりまずい状況に陥ったに違いない。いろいろな意味で非常に危険な姿勢であった。
実は先日、友人より「カメラアングルが高い」との指摘を受けたので、今回は猫の目線を意識して極力デジカメを下げた状態での撮影なのだ。

困難な状況であったが何枚かの写真を撮り終え、帰り支度をしてある事を思い出した。
俺は今、マタタビを持っている。

都会の野良であれば、生まれて一度もマタタビと出会う事のない猫がほとんどだ。
マタタビを知らずして生涯を終える猫も少なくあるまい。


俺はマタタビに酔う猫を見るのが好きだ。
こちらも何だか楽しくなって、ほんの少しの間ではあるがゆったりとした気持ちで幸せになるのだ。

道端で出会った一期一会の縁かも知れない猫達と、

マタタビでささやかな至福の時を共に過ごそうではないか。


俺はマタタビの実の一部を少しむしり取り、陰気なムッツリ猫に与えた。
猫は匂いを嗅ぎ何のためらいも無く食べ始めると、動画では聞こえないが「ズビズビ」と喉を鳴らし始め、やがて至福の時を迎えた。

多くは語るまい。…ただただ、良い表情であった。

こうして、『マタタビ至福団』の活動が始まったのである。


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by angelwhisker | 2005-10-08 23:10 | マタタビ至福団

ヨッスィーが凸凹猫コンビ、タビーとチャイの可笑しい生活を綴る。路地裏の猫達に幸せを届ける『マタタビ至福団』の本部。


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